「万引き家族」日本アカデミー賞8冠 感無量の是枝監督

2019年03月02日 05:30

芸能

 第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、都内のホテルで行われ、是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が作品賞、監督賞など8部門で最優秀賞を受賞。6部門を制した昨年の「三度目の殺人」を上回った。
 監督賞、脚本賞ではプレゼンターとして自身の名前を呼ぶことになった是枝監督は「ありがとうございます。いいラストを迎えました」と感無量の面持ち。主演女優賞の安藤サクラ(33)は、長女を出産してすぐの撮影だったが「子育ても映画の現場も全力でなければならない。どうバランスを取ればいいか悩んだ。そのモヤモヤした気持ちが嫌だったけれどこの受賞で決着をつけてまた映画の世界に戻ってきたい」と意欲を新たにした。

 「孤狼の血」は役所広司(63)の主演男優賞、松坂桃李(30)の助演男優賞など4部門で戴冠し健闘した。
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