浜野謙太「いだてん」でも伊藤博文役「西郷どん」に続き異例の2年連続リレー出演「まさかの続投」
2019年03月03日 20:15
芸能
仲村トオル(53)が「信長 KING OF ZIPANGU」(92年)「琉球の風 DRAGON SPIRIT」(93年)と2年連続の秀吉役。仲村の秀吉は「琉球の風」初回に1シーンだけ登場したが、今回はこのケースと似ている。
歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が前半の主演を務める大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。
第9話は、日本初の五輪代表に選ばれた金栗四三(勘九郎)と盟友・三島弥彦(生田斗真)が新橋駅を出発し、ついにストックホルムへ旅立つ。ウラジオストクやハルビンを経由してのシベリア鉄道17日間の旅。不手際により治五郎(役所広司)の渡航が遅れる中、監督の大森兵蔵(竹野内豊)と安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)のハネムーンのような態度、初体験の外国人の横柄さに、四三は不安を募らす…という展開。
満州・ハルビンで途中下車することになると、弥彦は「ハルビンか…。伊藤さんが殺されたところだね」。伊藤はストックホルム五輪の3年前、1909年(明42)10月、ハルビン駅で射殺された。そのシーンが約15秒挿入され、浜野が登場した。
浜野は「西郷どん」でも伊藤博文(俊輔)役。第32話「薩長同盟」(8月26日)で初登場し、イギリスに留学している薩摩と長州の学生が一緒に写っている写真を取り出した。
浜野を起用したのは大河初の外部演出家・大根仁監督(50)で、第9話が初担当の回。浜野は大根監督の代表作の1つ、テレビ東京「モテキ」に出演している。
脚本に伊藤博文暗殺のくだりがあり、大根監督は「説得力を持たせるには撃たれた瞬間の映像があった方がいいと思いました。誰に演じてもらおうかと考えた時、そういえば『西郷どん』でハマケンが伊藤博文役だったなと(笑)。『西郷どん』は終盤、主要人物が亡くなっていきましたが、アイツは死ななかったので、最期を看取ってやろうと(笑)。『西郷どん』から『いだてん』をつなぐタスキの役を担ってもらったということでしょうか。小ネタの部分ですが」と笑いを誘いながら意図を明かした。
インターネット上でも「まさかのハマケン続投」「西郷どんの伊藤博文まさかの2年連続続役w」などと反響を呼び、放送直後には「ハマケン」「伊藤博文」がトレンド入り。ツイッターで実況した大根監督は「ハルピン、ハマケン。以上です」とスポット参戦を表現した。