将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された竜王戦ランキング戦4組の2回戦で畠山成幸八段(49)に112手で勝利を収めた。現在1位の勝率は・8571に上昇(42勝7敗。未放送のテレビ対局除く)。歴代1位で中原誠16世名人の持つ・8545(47勝8敗、1967年度)を暫定で超えた。
期待される51年ぶり記録更新へ向けてまた一歩近づいたが、負けられない戦いは今後も続く。年度末までの対局数は未定だが、11日に久保利明九段(43)と対戦する棋聖戦の2次予選組別決勝が、結果を左右する大一番となりそうだ。