有村架純「ひよっこ」みね子に愛着、第3弾に意欲!第2弾は夜ドラ「録画でも全然」髪15センチばっさり
2019年03月12日 14:20
芸能
「ひよっこ」は朝ドラ通算96作目。「イグアナの娘」「最後から二番目の恋」などで知られる岡田氏が「ちゅらさん」「おひさま」に続く朝ドラ3作目となるオリジナル脚本を手掛けた。
東京五輪が開催された1964年(昭39)から始まり、出稼ぎ先の東京で行方不明になった父・実(沢村一樹)を捜すため集団就職で上京した“金の卵”谷田部みね子(有村)が、さまざまな出会いを通して自らの殻を破って成長し、幸せな家族を取り戻す姿を描いた。
名手・岡田氏が悪人が登場しない心温まる世界を紡ぎ出し、派手さはなくとも、丹念な日常描写と、それぞれにスピンオフ熱望の声が相次ぐ多彩なキャラクターで視聴者を魅了。近年多かった朝ドラ王道パターンの「ある職業を目指すヒロイン」「偉業を成し遂げる女性の一代記」とは異なり、大きな出来事はなくとも、ヒロインが普通の女の子でも、心に染み入る世界観が静かな感動を呼んだ。全156回を通じた期間平均視聴率は20・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大台超えをマークした。
続編は、みね子とヒデ(磯村勇斗)の結婚から2年。70年(昭45)秋の東京・赤坂と奥茨城村を舞台に、愛すべきキャラたちのその後が描かれる。
岡田氏は「『続きをやりたいです』と言い続けてよかったなと。こればかりはキャスト全員にやりたいと思っていただかないと実現しないので、キャストの中に『ひよっこはもうちょっと』という人がいなくてよかったと思っています(笑)。今回、夜の7時半から月〜木の4夜という自分も初めての場所(枠)。これがうまくいくといいと思います。気持ち的には、また(『3』を)やれたらと早くも思っています」とシリーズ化に意欲。
「みね子という役を多くの人に愛していただきました。世の中に何か大きな功績を残したり、歴史に名を残す人じゃないですが、そういう女の子がどういうふうに生きて、頑張って、泣いて、笑ってということをちゃんとドラマにするということができていると思っているので、それは脚本家冥利に尽きる仕事。僕自身が書きたいというよりは続きが見たいという感じがあるので、大切にしたいドラマ」と愛着を口にした。
有村も「私にとって、とても大切な役。1年という長い期間をかけて撮影していたので、なかなか(茨城弁の)イントネーションが抜けなかったり、普段なまっていると言われたのも初めてで、それぐらい染み込んでいる愛着のある役」。「ひよっこ2」の前には、主演した昨年10月クールのTBS「中学聖日記」で全く違ったタイプの役を演じたが「(みね子に)戻れるんですよね。もし続き(『3』)ができるのであれば、1〜2年経った時に、根本は変わっていないですが、大人の女性としてどういうふうになっているのか、楽しみな役だと思います」と第3弾へ前向きに語った。