将棋の渡辺明2冠(34)が12日、東京・神保町の書泉グランデで自身が監修する将棋漫画「宗桂~飛翔の譜~」(リイド社)の第1巻発売記念イベントに出席し作者の星野泰視氏(50)と共に見どころを紹介した。
江戸時代に将軍家の指導役を務めた8世名人「九代目大橋宗桂」の生涯を描いた作品。渡辺は「江戸時代の将棋は知識がなく、資料や棋譜集を見て勉強した。現代の将棋と同じ戦法も多くて驚いた」と言い「宗桂は闘志を内に秘めるタイプ。堅い題材だけど、キャラやセリフに笑えるところが多い」とPRした。星野氏は渡辺がタイトルを奪取した王将戦7番勝負を取材で訪れており「息が詰まるような緊張感。なぜあの場にずっといられるのか不思議でした」と感心していた。