矢口真里 不倫騒動の陰にあった妹との「2000ピースの絆」
2019年03月17日 22:38
芸能
一方の美樹さんは小、中学校時代に「アイドルの姉」を同級生に隠して「嘘つき」などといじめられたこともあったが、社会に出たあとは「アパレル店員」として平穏な日々を続けていた。だが、そんな暮らしが一瞬で崩れてしまった。
姉は不倫スキャンダルのバッシングで自宅を離れ、音信不通になってしまった。1週間後、ホテルに潜伏していることがわかり、母と2人、姉のもとを訪ねると、「大丈夫よ、いやー、まいったね。こうなるとはね…」と弱音をはかないようにしていたが、精神的に押しつぶされる寸前に見えた、という。
ホテルでの生活が1か月を過ぎたころ。「小学校のとき、私のせいでいじめられているの、知ってた。また、私のせいで…」と泣きながら謝る真里。じつはこのころ、美樹さんまでも「根も葉のないうわさ」で誹謗中傷するネットの書き込みが相次いでいた。
半年ほどたったとき、真里が「パズルをやりたいな」と言い出した。美樹さんは「だったら、一緒に買いに行こう」と誘い、勇気を奮って外出した。そして、買ってきたのは「2000ピース」もの大きなパズルだった。2人がかりで1つ1つ丁寧にピースをはめこんでいくと、美しいモルディブのビーチリゾートの絵が完成した。
真里はこの絵をみながら「頑張らないといけないな」と、世間から逃げ回ることを止める決意をした。そして、2014年10月の復帰会見へとつながった。
このパズルは今も、「あのときのことを忘れないように」と真里の自宅に飾ってあるという。