「麻雀放浪記2020」公開決定 “安全策”に傾きがちな映画界 くさびを打つ一手になるか
2019年03月21日 09:00
芸能
かつて映画会社が自社で製作、配給、興行を行っていた時代は、出演者に多少の不祥事があっても公開に踏み切ることがよくあった。当然、興行に影響が出ることを覚悟した上での判断で、しっかりとリスクを負っていたのだ。
製作委員会の全会一致が前提では、臭いものにふたではないが傷を浅くするため“安全策”に傾きがちだ。今回の判断が、日本映画界にくさびを打つ一手になることを願う。(映画担当・鈴木 元)