村上佳菜子「しょっちゅうケンカしていた」少女時代を告白 恩師の言葉で変化が…
2019年03月24日 20:44
芸能
だが、少女時代の村上は「性格の悪い子供だった」(本人)といい、同い年のスケート選手、細田采花さんも「何でケンカしてんの? しょっちゅうケンカしているイメージだった」と振り返る。
村上は3歳でスケートを始め、伊藤みどりさんや浅田真央さんら名選手を育てた山田満知子コーチのもと練習に励んだ。ライバルが多くいる中、精一杯、コーチの気を引こうと、「普段は体力を温存し、コーチがこっちを見ているときだけ、ジャンプを決め、佳菜子、いいじゃんと言われようとした」というが、成績は伸び悩んだ。
そんな村上に、ある日、山田コーチが「佳菜子、スケート楽しい?」と声をかけてきた。
「ライバル心が強く、他人が失敗するとうれしい」と思ってしまうような村上に向かって、山田コーチはこう諭した。
「愛されるスケーターになりなさい」―。
村上はこの一言を聞いて「鳥肌が立った。それまでは自分さえよければ…と一位だけ目指していた。それが、観ている人の心に残るような演技をしようと変わった」という。
その後、2010年世界ジュニアで優勝、さらにソチ五輪出場へ。村上は「山田コーチの母のような教育があったから」と感謝している。