内田裕也さん 4・3ロック葬 ガンガン音楽流し、らしさ全開でにぎやかに送り出す
2019年03月26日 05:30
芸能
祭壇は1枚のポスターを草花で再現する。そのポスターは、裕也さんのライフワークでもあった「ニュー・イヤーズ・ワールド・ロック・フェスティバル」の第1回公演(1973~74年)のために、美術家の横尾忠則氏(82)が制作したもの。虎の頭に豚の胴体を持つ動物や、エベレスト、富士山などの山々が描かれている。右上部には裕也さんの顔エベレストの山肌には親友のジョン・レノンの顔もあり、谷にUFOが飛ぶなど前衛的でロックな作品だ。
このポスターは、昨年9月に死去した妻・樹木希林さん(享年75)が大切にしてきた。亡くなるまでベッドの頭部側の壁に飾り、テレビ番組でも何度も紹介している。裕也さんも「山あり谷ありの人生だったからなあ」とポスターと自身を照らし合わせて語るなど気に入っていた。“夫婦の絆”が感じられる祭壇で、ロック音楽をバックに希代のロック歌手を盛大に送り出す。