水谷豊、「アニキィ」との別れに「言葉になりません」 「傷だらけの天使」共演者らから悲しみの声
2019年03月30日 06:12
芸能
![水谷豊、「アニキィ」との別れに「言葉になりません」 「傷だらけの天使」共演者らから悲しみの声](/entertainment/news/2019/03/30/jpeg/20190329s00041000460000p_view.jpg)
萩原さんも09年11月に本紙に連載した「我が道」の中で、同ドラマに触れていた。
「アキラが最終回で死んじゃうってのは台本に書いてあった。豊ちゃんは“アニキィ、おれを殺さないでくれよ”って言ってた。おれは考えてなかったけど、豊ちゃんは続編をやりたかったんじゃないかな」
この作品をステップに飛躍した水谷。ドラマと違って先に逝ってしまったアニキに悲しみは尽きない。
≪「青春を共にした」「魅力的生き者」≫桃井かおり(67)は29日、自身のインスタグラムで「青春をショーケンと一緒に過ごしました。あんなかっこいい青年をあれからまだ見ていません」としのんだ。 74年公開の映画「青春の蹉跌(さてつ)」で初共演。撮影後もよく飲みに行き、萩原さんを「お兄ちゃん」と呼んだ。萩原さんは生前「桃井さんが台本の“故郷に錦を飾る”の“錦”が読めなくて“この字なんて読むの”って聞いた。他の女優さんに気持ちが行ってたおれは“ワタじゃねえの”って答えたんだ」と、ちゃめっ気たっぷりに「傷だらけ…」での逸話を語っている。
桃井さんは「発想する力、仕事への姿勢など確実に私たちを変えた革命的な俳優。可愛くていけない“魅力的生き者”でした。同じ時代に生まれ、同じ時間を過ごせた偶然に、感謝。ありがと」とつづった。
≪「天性の何かだと」≫萩原さんに衣装を提供したファッションデザイナーの菊池武夫氏(79)は「萩原さんがショーケンらしいのはなぜかというと、凄く自分のことをよく知っているから。天性の何かだと思う」と無二の魅力を惜しんだ。著名人の社交場だった東京・赤坂のクラブ「ビブロス」で意気投合。萩原さんが衣装提供を持ちかけ、同じ服が放送後、飛ぶように売れたという。菊池氏は「感性の鋭さ、独自性がある方でした。だから自分の個性に合った洋服が欲しかったんだと思う」と話した。