サザン新曲で新元GO! 時代またぐ40周年ツアー幕開け 「震災忘れない」宮城で
2019年03月31日 04:00
芸能
昭和から平成まで満遍なく選曲。デビュー2年目の79年「思い過ごしも恋のうち」や平成元年(89年)のシングル「女神達への情歌」、昨年の「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」などで歴史をたどる。93年の「ゆけ!!力道山」では、昭和の人気レスラーがビジョンに登場した。
「東日本大震災を忘れない」という思いから、開幕の地に選んだ。この会場は11年3月11日以降、しばらくは遺体安置所だった。半年後の9月、震災後初めて行われたライブが桑田のソロ公演。自身も食道がん手術からの復帰公演だった。復興と復帰を誓った場所で、平成史に残る自然災害を風化させないとの思いを新たにした。
新元号でも走り続ける。原由子(62)は「これからも元気に楽しくサザンを続けられたら」とその思いを口にした。中盤には新曲のバラード「愛はスローにちょっとずつ(仮)」を初披露。発売となれば新元号になってからだ。桑田は「ツアーでこの曲を育てたい」と話し、この曲と新時代に突入する。
3時間の熱演。「新元号に変わりますけど、元気に頑張っていただきたい。東北、バンザイ!」と桑田。力強くもろ手をあげて締めた。