女優の吉永小百合(74)が31日、都内で行われた「東北ユースオーケストラ演奏会2019」に出演し、東日本大震災からの復興を願って詩を朗読した。坂本龍一(67)の東北支援プロジェクトの一環。岩手、宮城、福島の被災3県の児童らで編成された楽団が、ブラームスの交響曲2番などを熱演した。
10月公開の主演映画「最高の人生の見つけ方」の役作りで30年ぶりに髪をショートにした吉永は、東北出身の石川啄木や宮沢賢治の詩など5編を朗読。「まだ5万人が避難している。いつまでもサポートしていかなければ」と強調。新元号については「天皇、皇后両陛下の平和に対する温かいお気持ちを元号が替わってもみんなで受け継いでいかなければいけませんね」と語った。