裕也さん「僕は今、あの世にいます」肉声に会場どよめき
2019年04月04日 05:30
芸能
75歳の誕生日に裕也さんが参院議員のアントニオ猪木氏(76)から闘魂注入のビンタを受けたエピソードも披露。「“30年ぶりにクラッと来た”と言ってました。僕が“30年前は誰に殴られたんですか?”と聞くと“樹木希林に決まってんだろ”と…」と話してまた会場を沸かせた。そして「あなた一人がこの世にいたんじゃ危ないと、樹木希林が呼んだんです。天国でもロックンロールをやってください」と締めると、拍手が起こった。
裕也さんの戒名は「和響天裕居士(わきょうてんゆうこじ)」で、東京都港区にある内田家の菩提(ぼだい)寺「光林寺」の住職が本木夫妻の希望で「響」と「和」の文字を入れて考案。「天上でも音楽を奏で続け平和を願う」という意味が込められた。希林さんには「世を映し出す」という意味で「鏡」を使い、裕也さんには「世に響かせる」という意味で「響」の文字を使用。偶然にも新元号「令和」の「和」も使われた。
◯…幅16メートル、縦3.5メートルの祭壇は裕也さんが主催する年越しライブ「ニュー・イヤーズ・ワールド・ロック・フェスティバル」の第1回公演(1973~74年)のために美術家の横尾忠則氏(82)が制作したポスターを再現したもの。菊やバラなど1万5000本の白い花で飾られた。遺影はLEDモニターに映し出され、在りし日の動画も流された。メインは近田春夫(68)のプロデュースで09年に出版された本「内田裕也 俺は最低な奴さ」用に撮影された、裕也さんお気に入りの一枚。会場にはエルビス・プレスリーの「監獄ロック」など生前愛聴したロックが流れた。