内田裕也さん生涯貫いたロック魂 希林さんとつながっていた心
2019年04月14日 10:00
芸能
本紙デスク 3月17日に肺炎のために亡くなった。体調が良くないというのは以前から分かっていたけど、樹木希林さんが亡くなって半年後に逝ってしまうとは思わなかった。
週刊誌記者 口を開けば最後に必ず「ロッケンロール!」。日本ロック界を黎明(れいめい)期から支えた存在だった。3日に行われたお別れの会も、多くのロッカーが参列していた。
リポーター モヒカンや革ジャンの人、赤いチェックのスーツでキメたバンドマンもいてまさにロックンロール葬だった。「僕は今、あの世にいます」という裕也さんの声にも驚かされました。
ワイドデスク 堺正章の弔辞が良かったね。「樹木希林さんに呼ばれたんです」って。40年以上別居してた夫婦だけど、どこか心の奥底でつながっていた。長女の内田也哉子さんも父との思い出がほとんどない。どうして夫婦関係を続けるのか、娘にとってはミステリーだった。
リポーター 也哉子さんはあいさつで「カオスを受け入れることにした」と言ってました。他人には理解し難いが、深い絆で結ばれた夫婦でしたね。
ワイドデスク 3月26日にはショーケンこと萩原健一さんが逝った。68歳だから早すぎるよ。
本紙デスク 8年前から希少がんを患っていたとは知らなかった。事務所の人間にさえ言ってなかったそうだ。昨年放送されたNHKドラマ「不惑のスクラム」の撮影には、腹水がたまった体で臨んでいた。
リポーター カッコいいショーケンが病気で苦しんでいる。そんな姿を見せたくなかったんでしょうね。ジュリーと人気を分け合ったグループサウンズのスーパースターだから。
週刊誌記者 女性関係も派手でした。結婚は4回、それ以外にも数々の浮名を流した。11年にモデルの冨田リカと結婚してからは「穏やかになった」と周囲が皆言っていた。
ワイドデスク 「一人の女性さえ幸せにできないという男になりたくない」と本音を明かしていた。だから、晩年は奥さん一筋に生きていた。
週刊誌記者 2人とも豪快な人だった。新元号を前に逝ってしまうとはね。
本紙デスク 天国でにぎやかにやってるでしょう。裕也さんが希林さんと仲良くやっていることを願いたいね。