三浦春馬「美を追求した」体作りを演出家も称賛 3年ぶり「キンキーブーツ」再演

2019年04月15日 19:16

芸能

三浦春馬「美を追求した」体作りを演出家も称賛 3年ぶり「キンキーブーツ」再演
ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」の取材会に出席した(前列左から)ソニン、ジェリー・ミッチェル氏、小池徹平、三浦春馬、玉置成実(後列左から)ひのあらた、勝矢 Photo By スポニチ
 俳優の三浦春馬(29)、小池徹平(33)らが15日、東京・渋谷の東急シアターオーブで開かれたブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」(4月16日~5月12日)のゲネプロ前の取材会に出席した。
 2016年に日本で初演され、3年の時を経て小池と三浦が再びタッグを組んでの再演。ドラァグクイーンのローラ役を演じる三浦は赤いきらびやかな赤いドレスで登場。その堂々たる立ち居振る舞いに「初演のときはもうちょっと恥ずかしそうにしていたのでは」と問われると「そうですか? この扮装ができることに喜びを感じます。その思いがどっかしら現れているのかも」と笑みを浮かべた。

 「今回は半年前から計画的に体を作ってきた」と胸を張る三浦。その出来映えについて演出・振付を担当したジェリー・ミッチェル氏は「エクセレント!」と賛美の言葉を贈った。また、靴工場の従業員・ローレン役のソニン(36)は「(三浦が)食事に気をつけてトレーニングをずっと稽古前も後もしているのを見ていたので、これをお客様にようやく見ていただいて、キャーと言われるのを私たちも聞きたいです」と話した。さらに「初演とはまた違う体づくりをしたんでしょ?」とソニンが三浦に聞くと、前回は「筋肉質な大きな体」を目指したが、今回は「洗練された体を見せたかったので…。わりと美を追求した、曲線を見せるための体作りをしてきたつもりです」とこだわりを語った。

 一方、靴工場の跡取り息子チャーリー役の小池は「僕もけっこうな運動量なんで、体重を増やして稽古に臨んだ」と言うものの、すでに体重が4キロ減ってしまったという。「栄養の摂り方を考えて減らないよう努力しています。トライアスロンやっているみたいで」とハードな舞台に備えた体作りをしていると明かすと「その分、家庭ができたから安心ですね」と報道陣に問われると「そうですね」と微笑んだ。

 ほどんどが初演と同じメンバーのため、チームワークもバッチリ。三浦は「再演が決まってうれしい」とし、「素晴らしい舞台なので、このまま引き続き、日本で上演させていただけたら」と今後の希望を語った。

 同作は経営不振に陥った老舗靴工場の跡取り息子のチャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨てて、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた同名イギリス映画を2005年にミュージカル化。シンディ・ローパー(65)が書き下ろした楽曲の数々が大きな話題となり、いまもなおブロードウェイで人気を集める大ヒット舞台となっている。大阪公演(オリックス劇場)は5月19日~28日まで。
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