古舘伊知郎教授 母校立大で初授業、熱弁に学生異例拍手
2019年04月17日 05:30
芸能
授業は100分間。古舘は額や鼻の下に汗を浮かべて熱弁し、開始30分でジャケットを脱いでさらにヒートアップ。「自我とはエゴのこと。自我をなくせとは言わないが、低下させることで社会に出た時の悩みや葛藤が半減する」と、仏教の教えに基づいた持論を真剣に説いた。
2分オーバーして終了。「ありがとうございました」と締めくくると、授業では異例の拍手が湧き起こった。終了後の取材に「自己採点は50点。言いたいことの半分も言えなかった。拍手が起きるということは、生徒ではなくお客さんになってしまっているということ。もう少し学生と意見交換しないといけない」と反省の言葉が目立った。
科目名は「現代社会における言葉の持つ意味」。全学部の2年生以上が履修でき、単位も取得可能。計14回の授業で試験も実施する。授業の統一したテーマを聞かれると「人生という過酷な旅に出ていく学生たちに予防接種を打ちたい」と熱く訴えた。