22日、日本棋院関西総本部(大阪市北区)で行われた「第29期竜星戦・予選B」で、4月に史上最年少でプロ囲碁棋士となった仲邑菫初段(10)と同じく新人女性棋士の大森らん初段(16)が対戦。大森初段が174手白番中押しで白星発進した。「とても緊張して怖かった。勝てて嬉しいです。ずっとヒヤッとしてました」と対局後にはホットした顔を見せた。
大森は広島県江田島市出身。昨年度の関西総本部院生研修リーグで総合3位に入り、新設の「女流特別採用推薦」枠でプロ棋士となった。日本棋院関西総本部理事の後藤俊午九段(52)は「勝負どころでうまく打った。重圧もあっただろうが強かった」と誉めるばかりだった。