中村獅童 平成「いいことも、悪いこともあった」 令和「スタートラインに立ったつもりで駆け抜けたい」
2019年04月27日 19:29
芸能
また、もうすぐ迎える令和。「ここ数年は自分が企画していることとか、中村獅童ならではの超歌舞伎、絵本を題材にした『あらしのよるに』新しい歌舞伎をさまざま作って参りました。またスタートラインに立ったつもりで、令和をいう時代を駆け抜けて行けたら」と意気込んだ。
今年で4回目となり、ニコニコ超会議の名物企画としてすっかり定着した「超歌舞伎」は、バーチャルシンガー「初音ミク」と共演する伝統芸能と最新テクノロジーが融合した舞台。平安時代の古典歌舞伎を代表する名作「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」と初音ミクの代表曲「千本桜」それぞれの世界観をもとにして生まれたのが「今昔饗宴千本桜」。中村は佐藤四郎兵衛忠信(さとうしろうびょうえいただのぶ)、初音ミクが初音美來、美玖姫(みくひめ)、澤村國矢が青龍の精を務めるほか、中村蝶紫が美玖姫の花・初音の前(はつねのまえ)を演じる。「今年で4回目なので、中身がやる度に濃くなってきて。今年は第1弾の再演なんですが、さらに進化を遂げてやらせていただいています」と話した。
また8月に京都の南座で同演目の公演が決定し、「超会議のイベントでやらせていただいていたことが、歌舞伎の専門の劇場で8月に1カ月やらせていただけることで関係者一同が喜んでいます。この舞台は体力勝負。1カ月でほぼ2回公演なので、全身全霊で臨みたい」と気合いを込めて話した。