ノストラダムスに振り回された大物歌手…予言はハズれても自身は予告通り金閣寺に降臨
2019年04月30日 22:29
芸能
この予言を深く信じていた大物アーティストがいた。それはチューリップの財津和夫。1989年、チューリップ解散前に京都で開いたミニライブで、ファンの前で「1999年、もし地球が、あるいは日本がと言っていいかもしれませんが、核爆発やら核戦争やら、いろんなことでまだ助かっていたら集まろうではないかという会を私が作りまして…。メモしてくださいね、忘れっぽい人は。金閣寺の前、正面入り口、1999年の9月の9日、朝、朝ですよ、9時9分9秒に集合するようにしてください。本当に長い間ありがとうございました」
解散を惜しむファンに対してのリップサービスでもあったが、この言葉に勇気づけられたファンも少なくなかった。そして…“1999年7の月”は何事もなく過ぎ去ってしまった。
約束の1999年9月9日の朝、金閣寺前には約1000人ものファンの姿が。そこへ多くのテレビカメラに囲まれた財津が約束通りに現れた。「ファンが1人も来なくても金閣寺には来るつもりだった」という財津。1000人のファンとあいさつを交わし、その後ミニライブへと招待した。ファンの夢を壊すことなく、約束をキッチリ守りぬいた財津。MCの中居正広(46)は「財津さんね…律儀というか」と称賛の言葉を贈っていた。