「SHINee」の愛されキャラ、テミンを輝かせる“青の世界” 恐怖の刺激求め…
2019年05月07日 10:00
芸能
昨年11月、初写真集の撮影のため沖縄へ足を運んだ。撮影が始まる前日、水色にきらめく海を見て気持ちが高まり、思わず体験スキューバダイビングにエントリー。「海の中で泳ぐエビを初めて見ました。“メチャクチャ速いんだ!”と初めて知りました。でもニモ(クマノミ)はメッチャ性格悪いですね。エサがないのにずっと僕の指を食べていましたから」と、幸せなひとときを振り返った。
4年前に初めてインドネシアのバリ島でダイビングを経験した時は視界も悪く、あまり良い思い出ではなかった。2度目の沖縄の海は透き通っていて、すぐにとりこになった。「ハマってしまうと、のめり込んでしまうタイプなんです」。その言葉通り、体験ダイビングだけでは物足りず、ダイバーライセンスの取得を決意した。
本来は海が苦手なタイプで、足が着かない場所での遊泳には恐怖感を感じることもあった。それなのに、あえてダイビングをやろうと思ったのはスリルがたまらないからだ。「もちろん怖い瞬間もあるけれど、それを感じるために行っているんです。刺激があってこその経験というか、肌で感じられることを大事にしているんです」とニヤリと笑う。
コンサートやテレビ番組の出演など多忙な毎日を送るが、疲れた時ほど刺激が欲しくなる。「子供のころからスリルが大好きで、それがストレス発散になるんです」。これまでにもスカイダイビング、バンジージャンプ、ハンググライダーなど“恐怖”を求めてさまざまなことに挑戦してきた。「やる前は“怖いー、怖いよー”しか言わないんですが、やると絶対に楽しいからハマっちゃうんです」と明かした。
甘いマスクで笑顔を振りまきつつもダンスや歌は超本格派。パフォーマンスに取り組む姿勢は常に真面目で、ステージ裏での努力も惜しまない。それでも時々飛び出る“天然ぶり”に「SHINee」のメンバーの中でも一番の“愛されキャラ”だ。
インタビュー中にも沖縄で潜った深さを「10メートルくらい!」と説明。スタッフから「5メートルくらいだよ」と指摘されると「本当?5メートル?じゃあ6メートルくらいです。気持ちは10メートルでした」と“天然ぶり”が、さく裂。そこに愛される理由が見て取れる。
潜ることへの意欲も高まっており、メキシコ・カンクンのケーブ(洞窟)ダイビングや、海底都市の散策にも夢をふくらませている。そのために、まずは18メートルまでの潜水が可能なオープン・ウオーター・ダイバーのライセンス取得を目指している。気圧や浮力の原理などの専門知識を、忙しい日々の合間を縫って精力的に学んでいる。
6月からはソロとしては初となるアリーナツアーも控えている。「頑張っている姿とかをファンの皆さんに見守ってほしいし、楽しい時間を皆さんと過ごしたいです」と期待感でいっぱい。「いつかはドーム規模にも成長したい。いろいろな人から愛されて、大きい場所でできたらうれしいな。応援してくれる方がいるだけで力になるけれど、できればスタッフの方たちと成果を感じたいですね」とさらなる成長も見据えている。
グループではすでにドーム公演を経験済み。ドームのステージから見る光景も沖縄の海と同じように美しい。スリルや刺激を求めて高みを目指すその姿勢は、趣味でもアーティスト活動でも変わらない。
《初登場1位》3月には初のソロ写真集「PORTRAIT」(幻冬舎刊)を発売した。オリコン写真集ランキングで初登場1位を獲得し「こんなに愛されていることがうれしいです」と笑顔をのぞかせた。人生2度目となる沖縄本島での撮影を「景色も美しくて、夕焼けとか海の色とかが素晴らしかった。バカンスみたいでした」と振り返る。 ビーチ、街中、ホテルの部屋など、さまざまな場所での素顔を集めた作品。「25歳ならではの若い奇麗な瞬間を込めた写真集です。僕が年を取った時に見たらうれしくなっちゃうと思います」と手応えをのぞかせた。
◆テミン(本名=イ・テミン)1993年7月18日生まれ、韓国出身の25歳。08年に「SHINee」のメンバーとして韓国でデビューし、11年にファーストシングル「Replay―君は僕のeverything―」で日本デビュー。16年にはミニアルバム「さよならひとり」でメンバーでは初となる日本ソロデビューを果たした。