橋田寿賀子氏「ちょっとクルーズに…」に大泉洋ビックリ「見てないんですか?」

2019年05月10日 19:04

芸能

橋田寿賀子氏「ちょっとクルーズに…」に大泉洋ビックリ「見てないんですか?」
橋田賞授賞式で、受賞スピーチで笑いを誘う大泉洋(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 優れたテレビ番組や放送関係者を顕彰する、脚本家の橋田寿賀子氏(94)が立ち上げた橋田文化財団による「第27回橋田賞」の授賞式が10日、都内のホテルで開催され、昨年放送のTBSドラマ「あにいもうと」で兄妹役で共演した俳優の大泉洋(46)と女優の宮崎あおい(33)、脚本を担当した映画監督で脚本家の山田洋次氏(87)がそろって橋田賞を受賞した。
 壇上に上がり、「どんどん緊張してきて、何を話していいのやら」と笑わせた大泉。「すごく短い撮影期間だったんですけど、ある日、プロデューサーに宮崎さんと呼び出されて、ご懐妊だということをまだどこにも発表できないんですけど、大泉さんには知っておいてもらいたいと(言われた)。兄妹というドラマは激しいドラマで大ゲンカするシーンがあって、本気で戦うと危ないからと」と思わぬ形で宮崎の妊娠を聞かされたことを回顧。山田氏が現場に駆けつけてくれた時の話として「脚本への愛情がおありで、その場でお芝居をつけていただき、前の日にやったリハーサルと違う段取りで、どっちを聞いていいのかと」と困惑したことを明かし、「山田監督の演出を受けるという、至福の時間だった。今の時代に少なくなった家族ドラマを作れて、嬉しかったのを覚えています。これからもああいうドラマ作らないといけないいなと思います」と作品への思いを熱く語った。

 すると、橋田氏は「ちょっとクルーズに行っていて、見なかったんですけど…」とポロリ。大泉も「見てないんですか?誰からいただいてんですが」とびっくり。橋田氏が「私は選考委員じゃありません。私は理事長で何にもしない。他のはたくさん拝見しております」とフォローすると、大泉は「私を見てはいただいているんですね」と安どした。

 宮崎は第15回に続いて2度目の受賞。「今まで演じたことのない、新しい挑戦をさせていただいたので、思い入れもある作品で、この賞をいただいてすごくうれしく思います。役者としてこれから何ができるかわかりませんが、コツコツと丁寧に、1つひとつ積み重ねていければいいと改めて思っております」とあいさつ。橋田氏から「他の作品はいつも見てます。ファンです!」とメッセージを送られ、笑顔を見せていた。

 橋田賞は大泉、宮崎、山田氏のほか、女優の松坂慶子(66)、宮崎あおい(33)、俳優の内藤剛志(63)、俳優の岡田将生(29)、菅田将暉(26)、TBSの安住紳一郎アナウンサー(45)がそれぞれ受賞(大賞は該当なし)。新人賞は女優の永野芽郁(19)に贈られた。
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