将棋の豊島将之2冠&囲碁の井山裕太4冠に関西囲碁将棋記者クラブ賞

2019年05月14日 17:44

芸能

将棋の豊島将之2冠&囲碁の井山裕太4冠に関西囲碁将棋記者クラブ賞
第27回関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰式に参加した(左から)囲碁の井山裕太4冠、将棋の豊島将之2冠、若松政和八段、杉本昌隆八段 Photo By スポニチ
 将棋の豊島将之2冠(29)と囲碁の井山裕太4冠(29)が14日、第27回関西囲碁将棋記者クラブ賞に選ばれ、大阪市内で開かれた表彰式に参加した。
 昨年度、棋聖と王位を獲得してタイトルホルダーの仲間入りを果たし、今一番勢いにのっている棋士の豊島は「飛躍の1年になった」とはにかみながら初受賞に感謝。現在、挑戦者として挑む名人戦7番勝負でも3連勝中で王手をかけ、第4局を16、17両日に控えているが「一瞬一瞬を楽しんで向かっていきたい」と無欲での3冠目獲得に意欲をみせた。

 8年連続12回目の井山は前年度受賞時の7冠から名人、碁聖、十段を失ったが天元を防衛し7大タイトル獲得を最多の通算43期に伸ばした。「厳しい戦いが続いているが、自分の中では悪くない。何とか結果に結びつけたい。豊島さんが勝ちまくっているのであやかりたいですね」と語り、笑いを誘った。

 また、谷川浩司九段の育ての親で約50年にわたり将棋教室を続け、若手の指導や普及に大きく貢献した若松政和八段(79)、藤井聡太七段の師匠で順位戦B級2組への昇級を決めた藤井聡太七段の師匠・杉本昌隆八段(50)に特別賞が贈られた。若松は「長い棋士生活のご褒美かな」と照れ笑いし、杉本は「今の関西の将棋界が強く、私がもらえるとは思わなかった」と話した。
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