ガンダム 宇宙から東京五輪応援、地上向けメッセージ発信
2019年05月16日 05:30
芸能
![ガンダム 宇宙から東京五輪応援、地上向けメッセージ発信](/entertainment/news/2019/05/16/jpeg/20190516s00041000125000p_view.jpg)
直射日光で数百度に熱せられ、強烈な紫外線にもさらされる過酷な宇宙環境に耐えられるよう、特殊な樹脂や塗料が使われる。
人工衛星は長さ30センチ、縦横10センチの「ジーサテライト」。来年3月、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船に積んで打ち上げられた後で、宇宙空間に放出される。内部には模型と電光掲示板、カメラ7台が格納されており、地球周回軌道に乗った後で飛び出す仕組みとなっている。
電光掲示板は「金メダルおめでとう」などの言葉を複数の言語で表示。組織委は宇宙空間に立つ2機とともにSNSを通じて公開し、平和の祭典で盛り上がる地球に宇宙からメッセージを送る。
アニメは今年が放送開始40周年のメモリアルイヤー。増えすぎた人類の多くが宇宙に移住せざるを得なくなり、人間同士の戦争が起きる未来が描かれた。
都内で行われた会見には、アニメの監督を務めた富野由悠季氏や宇宙飛行士の金井宣茂氏、組織委の室伏広治スポーツディレクター、東京大学大学院工学系研究科の中須賀真一教授が出席した。
富野氏は「宇宙にガンプラを放出するだけと、ナメちゃいけない。宇宙に関わる人は皆ファンタジーを求めて開発している。(今回の計画は)いろんな夢を実現していく一歩になる」と“宇宙世紀”に夢をはせた。