「いだてん」第1回箱根駅伝を描写 瀬古氏、谷口氏、原監督が語る“箱根の意義”
2019年05月19日 07:00
芸能
「いだてん」については「金栗四三さん(勘九郎)の素朴で真面目なところは長距離選手そのもので、短距離選手・三島弥彦さん(生田斗真)の華やかさとの対比もよく描かれています。金栗さんが取り入れていた砂浜での耐暑訓練は、僕も実際に行なっていたので驚きました。『いだてん』は共感することが多くあり、見ていて本当に楽しいです。駅伝がなければ日本のマラソンはこんなに発展していません。そんな日本マラソンの原点ともいえる箱根駅伝の第1回大会のドラマですから、テレビの前で正座して見たいと思います」と語る。
日体大OBで第57~59回出場の谷口氏は「朝早くのスタートで、寒さへの準備が大変でした。また、道路が凍っていないかなど、気象条件を気にしていました。3年と4年の時に区間新を連続で更新し、更新の内容が非常にマラソンに取り組むための財産となりました」と回顧。ドラマで第1回箱根駅伝の成り立ちが描かれることについて「知らないことを教えてもらう絶好の機会だと捉えています」とコメントした。
第91~94回で史上4校目の箱根駅伝・総合4連覇を達成した青学大の原監督は箱根について「16年前に縁もゆかりもなく25年以上箱根駅伝出場から遠ざかっていたチームの強化に乗り出した、青山学院大学陸上部の監督に就任するため広島から上京してきた。私と妻は人生をかけプロジェクトに挑んだ。今では部員数50名を超え、学生三大駅伝を10冠する強豪チームへと成長し感慨深いものがある。まさしく青春ドラマである。そのドラマは箱根駅伝がある限り続くだろう」と振り返り「根駅伝の存在なくして日本長距離界の進化はないでしょう」と同大会の意義を話した。