山口真帆、慣例の卒業公演終演後の取材なし…真意聞く機会ほしかった
2019年05月19日 09:25
芸能
運営側が最大の誤算だったのは、山口がアイドル人生を捨てて動画配信、SNS、ステージ上のスピーチで次々と告発に踏み切ったことだろう。「グループの浄化」を願う山口の覚悟が世論の共感を得た一方、断片的な情報を受けてネット上には恣意(しい)的な解釈が横行。山口を襲うよう「そそのかしたメンバー」の犯人捜しが度を超え、身に覚えのないメンバーの尊厳まで傷つけてしまった。
彼女の真意を尋ねる会見などが一度でも設けられていれば、ここまで混迷を極めただろうか。山口へのケアと配慮を十分にしてからでも遅くはなかったと思う。最後まで「グループの浄化」を願う彼女の声に運営側が耳を傾けようとしたのか疑問が残った。(安田 健二)