“叔父上”栗原英雄「なつぞら」で舞台役者に「果たして調略は!?」草刈正雄との“真田丸兄弟共演”期待
2019年05月22日 08:15
芸能
第45回は、なつの兄・咲太郎(岡田将生)の現状が明らかに。新劇の裏方を手伝っていると語るシーンで、新劇ブームの中から生まれた劇団「赤い星座」が登場。看板女優・亀山蘭子(鈴木杏樹)と中核俳優・虻田登志夫(栗原)がチェーホフの「桜の園」を演じる姿が短時間ながら挿入された。
09年に25年間在籍した劇団四季を退団した栗原の朝ドラ出演は「主人公たちに調略を試みる新世紀キネマ社長・工藤隆一郎を演じました」と振り返る17年後期「わろてんか」に続き、2回目。100作目「なつぞら」出演を「大変うれしく思っております」と喜んだ。
劇団「赤い星座」の俳優という役柄には「長く舞台で生きてきた私にとって、いろいろ感じ入るシーンがありましたし、舞台役者の役に私をキャスティングしてくださったプロデューサー、監督にリスペクトとエスプリを感じました」と感謝。「劇団の主演女優・蘭子役の鈴木杏樹さんとの絡み、当時の新劇の一片が垣間見られるシーンがどう本編と交差していくのか…果たして調略はあるのか!?など、お楽しみください」と“真田丸ワード”の「調略」を用い、アピールした。6月中旬から本格的に登場する。
「真田丸」は第8話の副題が「調略」。父・昌幸(草刈)から命じられ、上杉家の家臣・春日信達(前川泰之)を調略することになった主人公・真田信繁(堺雅人)は“叔父上”信尹(栗原)から“調略のイロハ”を学んだ。
「なつぞら」第15話(4月17日)は牛乳の卸し方をめぐり、泰樹がなつに対して「組合はおまえを使って、わしを調略するつもりか」。インターネット上は「真田丸」彷彿のセリフに大盛り上がりとなった。
「真田丸」の主要キャストから「なつぞら」に起用されたのは草刈、高畑淳子(64)中原丈雄(67)中川大志(20)小林隆(59)近藤芳正(57)小手伸也(47)に続き、8人目。栗原は「『真田丸』でご一緒した丸組の皆さまとのご縁に感謝しております」。「なつぞら」第40回(5月16日)は草刈&中原(遭難したなつを救った阿川弥市郎役)が同一シーン共演。中原は「真田丸」で昌幸の側近として真田家をまとめ上げた高梨内記を演じたとあり、SNS上で反響を呼んだ。今度は草刈&栗原の“真田丸兄弟共演”も期待される。