NHK働き方改革 朝ドラ放送枠を週5日に短縮へ 来春「エール」から土曜放送なし検討
2019年05月23日 05:30
芸能
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テレビの視聴率が振るわない中、朝ドラは安定した数字をキープ。土曜までの週6回の放送を楽しみにしている視聴者は多い。関係者によると、土曜の放送をやめた場合「視聴習慣に与える影響も少なくない」といい現在、短縮の効果を見極めているという。
NHKは2013年に女性記者が過労死した問題などを受け、17年に「NHKグループ働き方改革宣言」を公表。勤務の在り方を抜本的に見直そうとしており、大河ドラマや朝ドラのスタジオ収録を原則午後9時までに終えることを目指している。最近は朝ドラの新作発表を繰り上げ、早めに制作を始めている。
NHKは受信料があるため、予算削減が著しい民放とは対象的。18年度の受信料収入は初めて7000億円を突破するなど経営基盤は盤石だ。テレビ関係者によると朝ドラの制作費は「1話あたり1000万円ぐらい」。
単純計算で毎週1000万円の節約で、半年放送の朝ドラでは25週分、2億5000万円になる。受信料で制作されている朝ドラ。毎週1話分削られることに視聴者の理解を得られるかどうか、巨額の予算の使い道と合わせて議論を呼びそうだ。