池田エライザ 主演映画の舞台あいさつ欠席も「心は皆様のそばに」貞子が“代役”
2019年05月25日 11:59
芸能
中田監督がメガホンをとって世界中に貞子旋風を巻き起こした「リング」シリーズの最新作。「リング」「リング2」に出演した佐藤は当時と同じ役で出演している。唯一生き残った役として「20年ぶりに同じ役を演じるのは、もう二度とないと思います。役者としては光栄」と胸を張った。そして、元祖作品ではテレビから登場してきた「貞子」について、「あの頃はブラウン管からでしたけど。貞子、どうやって出て来るんですか。テレビ、今、(画面が)薄いですけど…」と年季の入った指摘で逆質問。中田監督は「『リング2』の頃から薄型の時代でしたが、今はスマホでも動画が見られる。そこをどうするか。この問題は20年かかっても、なかなか解けませんでした」と演出には苦心した様子だ。
生まれる前からの人気シリーズに出演を依頼された清水は、「貞子と初めて対面した時は、子供の頃に芸能人に会った時のような感じで。テレビで見たあの人、テレビから出て来るあの人なんだと、無邪気な気持ちを思い出しました」と笑顔。
桐山は「呪怨」シリーズにも出演しており、「日本の二大ホラーに出られるなんて、なかなか無いんじゃないかな」と自賛。「リング」が初めて見たホラー作品だといい、「貞子が本当に怖かった。トラウマになってこびりついていました」と明かした。
中田監督は、劇場の来場者に「朝早くからありがとうございます。9時からホラーをご覧頂くなんて。広島から来られた方もいらっしゃって感嘆しております」とあいさつ。この日は池田に代わって、長い黒髪に白いワンピースの「貞子」も急きょ出席。壇上には、「貞子が出てくる井戸」を再現。鏡開きならぬ、業界初の「井戸開き」でヒットを祈願した。貞子は一言も発せず、たたずまいだけで強烈なインパクトを残して会場を後にした。