「TKO」木下 辛すぎた妻子との別れの日…「奥さんが僕の方見て号泣してるんです」
2019年05月25日 16:37
芸能
妻と娘が家を出る前日、木下はその姿を見るのがつらく感じ、「後輩と飲みに行く」と言い残し外へ出た。悲しみを押し隠すように後輩と朝まで飲み明かした木下。朝方にはもはやベロベロ状態になっていたという。
朝9時ごろ、歩道をフラフラと歩いていると、木下の横に1台の大型バスが停車した。何気なしにふとバスの方を見上げると、そこには3歳の娘を抱いた妻の姿が。妻も木下に気づいており「奥さんが僕の方見て号泣してるんです」といった、まるでドラマのような状況に。まだ幼い娘は当然ながら経緯を把握しておらず、木下を見つけると「パパ、パパ!」とハシャいでいたという。
木下は走り去るバスをぼう然と見送ると、トボトボと家路についた。昨日まで3人いたはずの自宅には木下たった1人。風呂に入ると、子供とじゃれあったひと時が鮮明によみがえってきた。
「『(娘が)あがるでー』言うて、嫁さんが来て、子供の体ふいて出ていくんですけど、その日はもちろん一人ですから。いつもは裸足の『ペタペタ』っていう音鳴るんですけど、その日はずっと鳴らない(子供の)足音を待って…。子供の名前呼び続ける…ずっと泣いてる…。もう、体フヤフヤですよね」と、当時を振り返る木下。「この話をするとは…。(当時を)思い出しました」と、熱くなった目頭をおしぼりでおさえていた。