植草克秀 デビュー曲「仮面舞踏会」秘話 実は大人ウケを狙った?
2019年06月13日 11:43
芸能
そんな自身最大にして代表曲でもあるデビュー曲は「嵐」の櫻井翔に(37)にジャニーズ事務所の社歌とも言わしめるほど、これまで多くの後輩たちが歌い継いできている。
植草は「一番最初って、曲を作ってもらおう、詞を書いてもらおうって、俺ら3人でお願いしに行ったりとか、こうしたらいいんじゃないかとか。ジャニーさんとかとみんなで打ち合わせするわけよ」とメンバー自ら楽曲の制作に携わっていたことを告白。「コンセプトを決めるのに『仮面舞踏会』の場合は大人にウケたほうがいいんじゃないかと」と意外にも“大人ウケ”狙っての楽曲だったことをあかし、TOKIOのメンバーを驚かせた。
そこには時代背景も大きく関わっているという。「今はカラオケボックスが普通だけど、俺らの時代はカラオケ屋さんは普通、ステージで一人歌って、知らない人も聞いている。そういう場所だった。そういうところで、1人で歌うのって恥ずかしい。そこで3人だったら恥ずかしくないんじゃないかって。新橋で酔っぱらったおっさんたちがネクタイ取ってハチマキして3人で歌えば勇気出ていいんじゃないかと」と説明。これには国分太一(44)も「ハチマキ、ネクタイという計算も?」とサラリーマンがネクタイでハチマキする姿まで想定していたことにびっくり。植草は「それも何もかんもニシキが言ったりするのよ」と明かすと、松岡昌宏(42)は「(錦織は)やっぱりプチジャニーさんなんだよね」と感心しきり。
イントロ部分の印象的なフレーズ「トゥナイヤヤヤヤヤティア」についても話が及んだ。国分から「ちょっと意味がわからない」とツッコミは入ると、植草も「あれはオレもわかんないよ」とぶっちゃけ。それでも、「あの頃ってキャッチなフレーズが流行った。マッチさんの『ギンギラギンにさりげなく』とかサザンの『勝手にシンドバット』とか。耳に残るものがほしいねって」とやはりしっかりとした戦略があってのものと告白。「あれは歌詞でも何でもない。イントロのところに何か入れようぜって。試しにラララとか入れてもダサいわけよ。なんかいいのないかなって始まると朝までだよ。あの頃はスタジオで寝るのは当たり前だった。最終的には、ニシキがずっと起きて考えて、これだよ!って。それが『トゥナイヤヤヤヤヤティア』だった」と明かした。国分も「普通だったら、デビューって人に作ってもらうもの。少年隊さんは自分たちで作ってたんですね」と驚きを隠せなかった。