藤井聡太七段 王将戦1次予選4組決勝で千田翔太七段と対戦
2019年06月22日 11:47
芸能
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対局開始直後には、記録係のタブレットとモバイル棋譜中継をつなぐシステムにエラーが発生。対処のため、対局が一時中断されるハプニングもあった。持ち時間は各3時間で、昼食休憩を挟み、夕方ごろ終局の見込み。
千田は17年棋王戦でタイトル挑戦経験がある若手の実力者。コンピューター将棋に精通していることでも知られる。森信雄七段門下で関西本部所属だったが、現在は関東に拠点を移している。藤井と千田は同年4月にNHK杯1回戦で対戦(放送は5月)し、この時は藤井が勝利した。
藤井の王将戦予選出場は3度目。過去2度はいずれも1次予選で敗退した。今期は1次予選2回戦から登場し池永天志四段(26)、森内俊之九段(48)、北浜健介八段(43)に勝って決勝に進出。千田は飯島栄治七段(39)、先崎学九段(49)、佐々木大地五段(24)に勝ち、決勝に駒を進めた。
今期の王将戦1次予選は棋士が1~7組に分かれ、各組の勝者が2次予選に進出する。タイトル保持者らが加わる2次予選は18人が6人ずつ3つの組に分かれ、各組の勝者が挑戦者決定リーグ戦に進む。この3人に前期上位4人を加えた7人で9~11月ごろ、総当たりのリーグ戦を実施。最上位者が来年1月に開幕する7番勝負で、現保持者の渡辺明王将(35、棋王との2冠)に挑戦する。