落語芸術協会 新会長に春風亭昇太 副会長は春風亭柳橋 令和で若返り
2019年06月27日 11:30
芸能
昇太は「落語芸術協会の新会長になることになりました。会長職というものがどんなものなのか、これからだんだんわかってくると思う。落語がすごくいい時代になっていて、僕が落語家になったころからは夢のような状態になっている。本当に多くの方に楽しんでいただける時代になっている。ますますより多くの方に楽しんでもらえるようになれば。協会員全員がうまく仕事が進むようなサポートさせていただければ」と意気込んだ。
歌丸さんが体調を崩した昨年6月から会長代行を務めてきた副会長の三遊亭小遊三(72)はこの日をもって理事も退任し、参事に。小遊三は昇太を新会長に勧めた理由として「令和の時代になりまして、これから当協会としても大きく羽ばたくにはパワーのある人ではないと。ビジョンを考えられる人なので、そういうことで昇太さんが新しく選ばれた」と語った。
新会長という立場について昇太は「僕の知っている会長さんは重々しい感じがする。会長はそういう人がやるべきだろうなと、こんな薄っぺらい人間でいいのかというのはちょっとある。僕としては会長は小遊三師匠にやっていただきたかったんです」との名前を出して本音も。それでも小遊三は「嫌だっていうんです。具合が悪いって言うんです。そういってもゴルフはできるんです。もう楽をさせてくれって。疲れたと言うのものですから」と小遊三が固辞したことも笑いをもって明かし、「そういう時期にいるのなかと引き受けさせてもらいました」と続けた。
小遊三とともに、この日をもって理事を退任した三遊亭遊三(81)は相談役、桂米助(71)は参事として、それぞれ同協会に残った。