「いだてん」特番“チコちゃん枠”に編成!朝ドラ直後の高視聴率枠 第2部スタートへの関心呼ぶ
2019年06月28日 07:00
芸能
歌舞伎役者の中村勘九郎(37)が「日本のマラソンの父」と称される金栗四三を演じた第1部(第1回~第24回)は、宮藤氏らしい伏線を張ったストーリー展開やキャストの熱演に好評の声も少なくない。SNSも沸いているが、視聴率(リアルタイムの平均世帯視聴率)は19回連続1桁台と苦戦。第2部のスタートを前に、クイズ形式などで田畑らの熱い生き様に迫るガイド番組「メダルがばがば大作戦」を制作した。司会は小籔千豊(45)増田明美(55)、ゲストは篠原信一(46)ダレノガレ明美(28)塚田僚一(32)浜口京子(41)ビビる大木(44)松田丈志(35)。
注目は放送枠だ。連続テレビ小説終わりの土曜日午前8時15分からは通常、今やNHKの看板バラエティーになった「チコちゃんに叱られる!」を再放送。20%超えを誇る朝ドラの直後ということもあり、今年は18・0%(2月9日、3月23日)を最高に、15%前後の高視聴率をマークしている。28日夜は9秒台の争いが期待される「日本陸上選手権 男子100メートル決勝」(後7・40~8・42)の生中継があり、「チコちゃん」の本放送がないことも幸い。「チコちゃん」再放送枠に「いだてん」特番を編成。第2部スタートへの関心を呼ぶ狙いがあるとみられる。
第1部も第1回から第7回をまとめた30分のハイライト番組「いよいよ日本人初のオリンピックへ!大河ドラマ『いだてん』ハイライト」を制作。2月23日、土曜日の午後4時10分から放送したが、多くの人の目に触れる時間帯とは言いにくかった。
今回の特番は朝ドラファンへのアピールも可能。第2部浮上のきっかけとなるか、注目される。