所属約6000人…財産である芸人を守るため「反社会的勢力」の排除へ具体的対処を
2019年06月28日 09:00
芸能
今回の闇営業問題が難しいのは紳助さんとは違い、宮迫やスリムクラブらが反社と交際していたわけではなく、全く知らずに宴席に参加していたことだ。これは、全ての芸能事務所にも通じる問題でいつ誰が“被害者”になってもおかしくない。闇営業を全て正規の仕事に切り替えられればいいが、収入が少ない芸人やタレントがいるだけに現実的に不可能だろう。
吉本には約6000人が所属する。どうやって危険性のある闇営業を阻止するのか。これまで通りコンプライアンス意識の向上を進めつつ、より具体的な対処も求められる。今後、財産である芸人を守るためどのようなかじ取りをしていくのか。若手の才能をつぶしてしまうようなことだけは避けなければいけない。 (文化社会部デスク・森 俊幸)