藤井七段 サミット厳戒下の大阪で対局 関西将棋会館前にも警察車両や警官
2019年06月28日 10:41
芸能
この日は同会館では藤井の対局を含め5局を予定。日本将棋連盟関西支部の広報担当によると、対局に向かう際に車やタクシーを使わないよう促すなどの事前連絡はしていなかったが、開局時間の間に合わなかった棋士はおらず、特に混乱はなかった。藤井もいつも通り、早めに会館入りした。
藤井の竜王戦本戦となる決勝トーナメント進出はデビュー以来、3年連続3度目。この日の対戦相手は過去4戦3勝の近藤誠也六段(22)。ただ、唯一の黒星は昨年2月に順位戦C級1組の対局で喫したもので、その結果、昇級を逃すことになった痛恨の1局だった。
振り駒で藤井は後手に。窓の外とは違い、いつも通り静かな雰囲気が漂う対局室で、ルーティーン通り熱いお茶を一口すすってから飛車先の歩を突いた。
竜王の冠保持者は広瀬章人竜王(32)。タイトルをかけた7番勝負の挑戦者になるには、この日を含め4連勝した上で、さらに挑戦者決定3番勝負で2勝する必要がある。
持ち時間は各5時間。昼・夕食休憩を挟んで本日深夜の終局が見込まれている。