ジャニー社長、くも膜下出血で6月18日に救急搬送 今も入院、デビュー組全員見舞い
2019年07月02日 05:30
芸能
突然のことに、所属タレントの間には動揺が広がった。芸能界にも衝撃が走り、さまざまな臆測が飛び交う事態となった。入院後、近藤真彦(54)や木村拓哉(46)、中居正広(46)、嵐のメンバーをはじめ、デビュー組の所属タレント全員の約90人と、ジャニーズJr.のほぼ全員が見舞いに訪れた。現在は落ち着きを取り戻しており、ジャニーズ事務所は「所属タレントたちは、ジャニーを元気づけたいという思いから、日々、病室を訪れております」と明かした。
救急搬送から約2週間後に入院の事実を認め、病名を公表したのは、一部週刊誌やネットの報道が過熱し臆測を呼んでいたため。この日の嵐の会見がジャニー社長の入院後、初めての事務所側主催のイベントでもあった。
ジャニー社長は倒れる前日の先月17日まで、精力的に仕事に取り組んでいた。同日はジャニーズJr.が出演する公演「ガムシャラ!サマーステーション」のリハーサルを見学。「少年倶楽部」の収録があったNHKホールでも姿が見られていた。当日の18日もリハーサルに行く予定だった。
近年は体調を崩すこともあった。14年5月には取材に「5年ほど前、救急車で病院に運ばれました。3年前も入院しました」と明かし、SMAPの解散騒動のさなかだった16年1月にも入院していた。数年前から移動には車椅子を使うようになっていた。
数多くのトップスターを生み出し、日本のエンターテインメントをけん引してきた不世出の天才プロデューサー。所属タレント、ファン、誰もが回復を祈っている。
◆ジャニー喜多川 本名は喜多川擴(きたがわ・ひろむ)。1931年(昭6)10月23日生まれ、米ロサンゼルス出身の87歳。62年にジャニーズ事務所を創業。ジャニーズ、フォーリーブス、光GENJI、SMAP、KinKi Kids、嵐など多くの男性アイドルを生み出した。2011年に「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのNo.1シングルをプロデュースした人物」で、12年に「最も多くのチャート1位を獲得した歌手をプロデュースした人物」のギネス世界記録に認定された。