【今夜7月7日のいだてん】第26話 五輪100m惨敗の人見絹枝 未経験の800m挑戦を決意

2019年07月07日 08:00

芸能

【今夜7月7日のいだてん】第26話 五輪100m惨敗の人見絹枝 未経験の800m挑戦を決意
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第26話。レースに挑む直前の人見絹枝(菅原小春)と記者の尾高(じろう)(C)NHK Photo By 提供写真
 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は7日、第26話「明日なき暴走」が放送される。
 1928年(昭3)のアムステルダム五輪が迫り、体協が相変わらず資金難に苦しむ中、田畑政治(阿部サダヲ)は記者人脈を活かし、政界の大物・大蔵大臣の高橋是清(萩原健一)に選手派遣のための資金援助を直談判する。アムステルダム大会は女子陸上が正式種目に。国内予選を席巻した人見絹枝(菅原小春)はプレッシャーに押しつぶされ、期待された100mで惨敗。このままだと日本の女子スポーツの未来が閉ざされる――。絹枝は未経験の800mへの挑戦を決意する。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。
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