「いだてん」日本女性初の五輪メダリスト・人見絹枝回にネット「泣けた」「本当の神回」

2019年07月07日 20:49

芸能

「いだてん」日本女性初の五輪メダリスト・人見絹枝回にネット「泣けた」「本当の神回」
「いだてん」で日本人女性初のオリンピック選手・人見絹枝を演じる菅原小春(C)NHK Photo By 提供写真
 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は7日、第26話「明日なき暴走」が放送され、演技初挑戦中のダンサー菅原小春(27)が演じる日本人女性初の五輪選手・人見絹枝がアムステルダム五輪に出場する場面が描かれた。
 1928年(昭和3年)のアムステルダム五輪が迫り、体協が相変わらず資金難に苦しむ中、田畑政治(阿部サダヲ)は記者人脈を活かし、政界の大物・大蔵大臣の高橋是清(萩原健一)に選手派遣のための資金援助を直談判する。アムステルダム大会は女子陸上が正式種目に。国内予選を席巻した人見絹枝(菅原小春)はプレッシャーに押しつぶされ、期待された100mで惨敗。このままだと日本の女子スポーツの未来が閉ざされる。絹枝は未経験の800mへの挑戦を決意する――。

 日本女子スポーツのために戦い、新たな道を切り開いた人見絹枝。放送中から放送終了直後にかけて、「人見絹枝」がYahoo!リアルタイム検索ランキングの1位に。ネットでは「泣けた。涙が止まらなかった…」「専門外の競技でメダルとるなんて凄い!」「人見さんがいたからこそ、今のわたしたちがいるんだな」「現代にも通ずる、大切なことが詰まっていたと思う」と功績を称える声が広がった。

 演技初挑戦で圧巻の存在感を見せた菅原。人見を演じた菅原に「菅原小春さんと人見絹枝さんが見事に重なった」「菅原さんの演技が素晴らしすぎる」「初めてとは思えない…心奪われた」「本当の神回」と視聴者が熱演を称えた。

 菅原は放送に合わせてインタビューに応じ、人見という人物像について自身の解釈を語っている。

 「心は女性なんです。私もそうで、裁縫が好きですし、ご飯を作るのが好き。周囲の人と温かく触れ合いたいが、見た目でそうは思われない。バックダンサーをやっていた時に、骨格、体形が他の人と違って目立ってしまうんですね。“ちょっとエナジー抑えて踊って”とか言われてしまって。骨格や体形がコンプレックスだった時もあったのですが、海外に飛び出したときに“なんだ全然普通じゃないか”と気付くことができた。コンプレックスを自分の強みにする努力をしないといけないと思った。そういう部分は人見さんと通じるところがあったと思う。人見さんは“魂”を持って、日本を背負い海外に行った人。私も“魂”を燃やして思いを伝えたかった」

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