極楽・山本“空白の10年”を語る「わざと人前に立とうと思った」

2019年07月09日 19:20

芸能

極楽・山本“空白の10年”を語る「わざと人前に立とうと思った」
お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱(51)が、ユーチューバー「カジサック」こと梶原雄太(38)のYoutubeチャンネルに出演。2006年の吉本興業解雇後の“空白の10年”について語った。
 山本は2006年7月に淫行騒動を起こし、直後に吉本興業から契約を解除。芸能活動から遠ざかっていたが、2015年1月にフリーの立場で活動を再開。同年11月に吉本興業への復帰を果たしていた。

 山本は解雇当時を振り返り、周囲の人に迷惑をかけたと反省しつつも「(芸能界に)戻れないな」という気持ちはなかったという。理由は「もう1回自分で幕を引けるんだったら、そうしないといけないとずっと思っていた」ため。とにかく、もう1度結果を結果を出そうという気持ちが強かったようだ。

 ただ、復帰するまでに10年という月日を要した。これに対して梶原が「(復帰まで)長かったじゃないですか?」と尋ねると、山本は「長いって思うか、短いって思うかなんて、人が勝手に思うことであって、私は長いなぁとか、短いなぁなんて、一つも思ってないんですよ」と説明。「やっぱり楽観的に思ってる自分がいつもあったんかな」とおどけてみせた。

 ただ、“山本圭壱(山本圭一)”という存在を忘れさせないような工夫はしていたとか。宮崎の肉巻きおにぎり店で働いていた時は「わざと人前に立とうと思った」そう。ほかにも市場やサーフィンの指導員、海上安全指導員など、基本的に人前に出る仕事を選び、「山本ここにいるんだ!」という情報が結果的にSNS上で拡散できたという。自ら発信すると“不謹慎”ともとられかねないこのご時世。そんなこともあって、山本は“あえて”人前に出ることを選んでいたようだ。

 相方の加藤浩次(50)とは何度も連絡を取り合っていたが、その中で“寺での修行”を提案された。最終的に丸一年に渡って修行することになるのだが、1度寺から逃げ出すことも。だが「でもここで逃げちゃいけないな」と思い直し、和尚さんに許しを得て修行へ復帰することとなった。

 寺での修行を終えた翌年、解雇から10年目の年に会社から「じゃあ、一人で戻ってみろよ」と言われたという。復帰の道筋ができ、喜びもひとしおかと思いきや、山本の頭に去来したのは「ネタ」どうしよう?加藤が考えていたのにな…」だったとか。なかなか思ったような展開にはならなかったようだ。

 山本は15年1月、遂に下北沢の小劇場で個人としてライブを開催。翌年夏からは加藤とともに「極楽とんぼ」の全国ライブもスタートし、11月に東京・恵比寿で行われたファイナルで吉本への復帰が発表された。
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