“よっちゃんバンド”30年ぶりアルバム来月発売、野村義男「懐かしくも新しいサウンド」

2019年07月10日 10:20

芸能

“よっちゃんバンド”30年ぶりアルバム来月発売、野村義男「懐かしくも新しいサウンド」
30年ぶりにオリジナルアルバムをリリースする「The Good―Bye」の(左から)野村義男、衛藤浩一、曾我泰久 Photo By 提供写真
 元「たのきんトリオ」でミュージシャンの野村義男(54)が、ジャニーズ時代のロックバンド「The Good―Bye(ザ・グッバイ)」名義で30年ぶりにアルバムを発売する。
 2013年にベーシストの加賀八郎さん(享年55)を亡くしており、ボーカル&ギターの野村と曾我泰久(56)、ドラムスの衛藤浩一(55)の3人で制作。加賀さんが12年ごろに作曲して残していたメロディーに野村が歌詞を付けた「Blue」など、書き下ろしの新曲10曲を収録する。レコーディングは、野村が加賀さんの愛用ベースを演奏して行った。

 アルバム名は「Special ThanX(スペシャル・サンクス)」で発売日は8月21日。90年のバンド活動休止後、企画盤などは発売されてきたが、オリジナル曲のリリースは89年12月の「Revolution No.9」以来、30年ぶりとなる。

 よっちゃんバンドの完全復活だ。活動休止後は、03年に「再会」と銘打ったライブを開催。その後も不定期でライブ活動を行い、昨年にもデビュー35周年公演を東京・中野サンプラザで開催していた。35周年企画の目玉となるのが今作で、8月には東京、名古屋、大阪で公演も決まった。

 たのきんトリオの解散後、野村のソロデビュー時のバンドとして結成された通称「よっちゃんバンド」。83年にデビューし、同年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。

 野村は現在、浜崎あゆみ(40)のバックミュージシャンとしても知られ、曾我も衛藤もそれぞれソロ活動中。演奏力はさらに磨きがかかっており、野村と曾我は「懐かしくも新しい今のグッバイサウンドに仕上げました」と声をそろえた。

 ◇The Good―Bye(ザ・グッバイ) 「たのきんトリオ」の活動を終えた野村率いるバンドとして、曾我らはオーディションで選ばれた。結成時のバンド名は「野村義男&The Good―Bye」。現在のバンド名で83年9月にシングル「気まぐれ One Way Boy」でデビュー。15枚のシングルと9枚のオリジナルアルバムを発売。90年4月に活動を休止した。
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