石原さとみ 現実とのギャップにも苦しみ…「毎日泣いてました、あの当時」
2019年07月11日 18:37
芸能
2004年、石原が18歳の時、ニッポン放送「ラジオチャリティー・ミュージックソン」に笑福亭鶴瓶と出演。念願だったラジオデビューを果たすことになった。さらに翌年4月からは同じニッポン放送で、「石原さとみ SAY TO ME!」というレギュラー番組がスタート。石原にとっては理想の展開となったかに見えた。
しかし石原が思い描いていたのは、ドラマで藤原紀香やりょうが演じたスタイリッシュでおしゃれなパーソナリティーの姿。「(番組で)インタビュ-したいと思っていたら、ずっと“一人しゃべり”だったんです」と当時を振り返っていた。
話す内容は「仕事やプライベートのフリートーク、かけたい曲3曲、手紙やFAX、コーナー」といったラインナップ。ただ「しゃべれるところがなくて、仕事しかしてなくて…」と、女優業に忙殺され、リスナーに伝える内容がなかったことを嘆いていた。
撮影から公開までタイムラグがあるのも悩みのタネ。「先の撮影のものまで、まだ情報解禁しちゃいけないものもあって」と、リスナーとの情報の共有もままならなかったようだ。
さらに“清純派”という肩書きも石原を苦しめた。「言っちゃいけないことが多すぎて…。今の現実と過去は言っちゃいけなくて、将来の夢しか言っちゃダメっていうので。なんか現実とのギャップを感じて」と吐露する石原。放送開始当時は19歳だったこともあって、相当なプレッシャーとなっていたようだ。
スタッフには「“今日、道端でお花を見てキレイだなと思った”だけでもいいんだよ」とも言われていたそうだが、結局「それすらも気づけない自分に追い込まれちゃった」とのこと。そんな苦悩もあってか「毎日泣いてました、あの当時」と告白していた。