三浦大知 千住明氏と再タッグ、小説「蜜蜂と遠雷」歌と朗読で公演
2019年07月15日 06:00
芸能
東京・国立劇場で開かれた天皇陛下在位30年記念式典の記念演奏では、天皇陛下(現上皇さま)が作詞、皇后さま(現上皇后美智子さま)が作曲した「歌声の響」を千住氏がピアノ、妹の千住真理子さん(57)がバイオリンをそれぞれ演奏し、三浦が独唱した。日本中が注目したおごそかな場で、美しい旋律と歌声が響き、称賛の声が相次いだ。あれから半年ぶりのタッグに千住氏は「表現者として唯一無二の才能とまた共演できることは大きな喜びです」と感激している。
公演は直木賞、本屋大賞を受賞した恩田陸氏の小説「蜜蜂と遠雷」の言葉を歌と朗読で表現するもので、今回が第3弾。三浦は昨年5月開催の第2弾に出演し、千住氏と初共演していた。この時も千住氏が同交響楽団を指揮し、三浦は初めてオーケストラの演奏に合わせて歌った。2人のコラボは3回目となるが、記念演奏で存在感を高めた後だけに3日間4公演、全8000枚のチケットはプラチナ化しそうだ。
公演には三浦のほか、家入レオ(24)や松下優也(29)、中村中(34)ら、抜群の歌唱力を誇る歌手も登場。三浦は「『蜜蜂と遠雷』という作品を大きな幹としながら、さまざまな音楽で皆さんとつながる瞬間をとても楽しみにしています」と本番を心待ちにしている。
▽「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート 恩田陸氏の小説「蜜蜂と遠雷」の世界観を、歌と朗読で表現するコンサート。原作は、3年ごとに開催されるピアノコンクールが舞台。天才たちの競争を描きながら“才能”や“音楽”というテーマに切り込む青春群像小説。17年に第156回直木賞、第14回本屋大賞をダブル受賞した。