テレ朝・玉川徹氏　米テスラ社製“高級”公用車にこだわる市川市長に「部下に示しがつかない典型」

　テレビ朝日の玉川徹氏が18日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月～金曜前8・00)に生出演。千葉県市川市が市長と副市長の公用車として米電気自動車メーカー「テスラ」の高級車を導入し、批判を浴びている問題で、「まさに部下に示しがつかないということの典型」とあきれ顔を見せた。 　村越祐民市長は17日に「説明不足だった」として2台目の導入を棚上げするとし、すでに納車された1台についてはこれまでの国産車のリース料の差額分を自らの給料で負担することなどを発表。また、公用車が空いている時間は市民にも貸し出したいという考えも明らかにした。

　これを受け、羽鳥慎一キャスター（48）が「どうかなと思いますが…。他にも電気自動車ありますからね」と疑問を投げかけると、コメンテーターの女優、高木美保（56）は「なぜテスラじゃなきゃいけないのか。国産のいい車あるし、国産のほうがリース料もやすくしてもらえるんじゃないかな。同じリース料としても国産車を応援するって大事だと思う。未来の車が必ずこうなるって確信したのは個人的な感覚。それで、批判があったから差額を給料で負担しますと、その差額分は税金からいただいている給料ですから。だったら、その分、給料を下げてもいいんじゃないの？って意見が出てもしょうがない」と斬り捨てた。

　羽鳥キャスターも「高い車でもみんなが納得してればいいんですけど、700件の意見が寄せられて9割以上が反対。説明もちゃんとしていれば、納得するんでしょうけど、9割以上が納得していないということ」と首をひねった。

　玉川氏は「政策目的を達成するために市長っているんですよ。同じ政策目的を達成するためにはコストが安いほうがいいに決まってる。コストは考えなくていいというのであれば、そういう部下も認めないといけなくなっちゃう。同じ政策目的を達成するんだったら、安いほうでやりなさいっていうのが市役所だけじゃなく、企業だってなんだって一緒。そういうふうなことを自ら実践してしまっているので、まさに部下に示しがつかないということの典型」とバッサリ。村越市長はリースの差額分を自己負担するとしているが、そのためには条例の改正も必要となる。「余計なことするぐらいだったらやめりゃいい」と玉川氏。「どうしてもやめないのね。どうしてもやめないで、市民に貸す？誰に貸すんですか？その貸した市民に何かされる可能性をどうやって排除して担保するんですか？自分が乗るんでしょ？」とあきれた。