吉本興業ようやく初会見 問題発覚から45日
2019年07月22日 14:00
芸能
壇上には机と、岡本昭彦社長用のイス一脚が並び、まず弁護士のブリーフィングから始まった。取材陣にはA4判の紙3枚を配布。5月30日に「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)が「FRIDAY」の直撃取材を受けてから7月19日に契約解消を発表するまでの経過を説明した。
一昨日の会見で宮迫と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)は、問題発覚後に会見開催を何度も頼んだが、岡本社長から6月24日に「(会見したら)全員首にするからな」などと言われて止められたと主張。宮迫らが当初ウソをついていた闇営業による金銭の受領についても、会社側の弁護士から「いまさらひっくり返せませんよ」「静観でいきましょう」と忠告されたことを明かしていた。
また、22日午前には、「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)が日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)で、代表権を持つ大崎洋会長の引責ついても言及。岡本社長と大崎洋会長の体制が変わらなければ自身が吉本を辞めると表明。「大崎さんと岡本さんをみんな怖がっている状況が続いてきた」と語った。
一方で、「ダウンタウン」の松本人志(55)は「うちの兄貴なんで。大崎さんがいなくなったら僕は(吉本興業を)辞めますね」と宣言。騒動は、所属タレントの進退にまで発展している。
社長会見をめぐっては、宮迫らの会見を受けて松本が実施を進言していた。岡本社長は21日、フジテレビ「ワイドなショー」(日曜前10・00)にVTR出演し「昨日のような会見をタレントにさせてしまったことを心苦しく思っております」と述べた。
岡本社長は1991年、吉本興業に入社。2年後にはダウンタウンのマネジャーになり、今田耕司(53)、東野幸治(51)、木村祐一(56)らも担当。グループ会社「アール・アンド・シー」の取締役などを経て社長に就任した。