激化か収束か…加藤の乱キーマン ロンブー淳 “兄貴分”退社なら吉本離脱も
2019年07月26日 05:30
芸能
特殊詐欺グループとの闇営業に参加した雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)が金銭受領を否定したウソから、今や事態は会社の分裂にまで発展。その中で鍵を握るのは亮の相方、淳の存在だ。
関係者は「加藤が吉本を離れれば、淳も身の振り方を考えることは十分にある。吉本もそこは引き留めないと大変です」と指摘する。
亮は宮迫と開いた謝罪会見で、岡本社長から威圧的態度を受けるなど吉本側から会見開催を止められたと訴え「僕をファミリーと思うのなら、子供が謝ろうとしてるのを止めるのが親ではないと思う」と号泣した。これが世間の心を揺り動かし、一気に吉本の体質に批判が集中。この“劇場型不祥事”の中で“悲劇のヒーロー”のような注目を集めた。亮と加藤は、90年代後半に東京の銀座7丁目劇場を共に盛り上げた気の置けない間柄。加藤が退社すれば行動を共にするとみられる。
一方の淳は会見後、ツイッターで「正直で真っすぐな亮が帰ってきてくれて安心した」と亮の会見に肯定的。「個人的にはコンビ解散と思ってないから」と亮に告げたといい、太い絆で結ばれている。
さらに淳は加藤の相方・山本圭壱(51)率いる「軍団山本」の一員。その山本は、06年の淫行事件から10年越しでの復帰を支えた加藤への恩義が強く、放送局幹部は「運命を共にするでしょう」と確信する。極楽とんぼがコンビで退社すればロンブーもコンビ単位で“兄貴分”の後を追う可能性は高い。
人気コンビが2組離れることになれば、吉本のイメージダウンは必至。逆に淳がとどまれば“加藤の乱”は局地的なもので収束することが濃厚。事務所が別の状態でロンブーの活動を継続させる可能性もある。周囲では「どうにかうまく着地してほしい」と心配の声が上がっている。