EXIT兼近「カシオレが目からこぼれた」、極貧生活笑い飛ばすも…2歳下の妹から「感謝」伝えられ
2019年07月30日 00:15
芸能
兼近が中3のとき、両親が正式に離婚。
照美さんは女手一つで3人の子供を育てたが、昼は工場、夜はスナック勤めで帰ってくるのは夜中の3時ごろ。寝る間もなく働いても、食べていくのがやっとの生活だった。
「家は築80年くらいで、ボロボロ。カーテンをねずみがのぼっていった。寝ている横がちょうどねずみの巣で…。ねずみも家族みたいなものだった」という。
中学を卒業すると、「もう勉強したくないから」と母に告げ、働き出した。朝4時過ぎに起き、新聞配達、その後、日が暮れるまで建築現場で働き、稼いだお金「月10万円ちょっと」は母に渡した。「なんとかしなきゃと思っていたと思いますね、当時」
父がいなく男は自分ひとりだった。妹にとっては「父親代わり」でもあった。
妹の雪乃さんによると、小さいときからハイテンションでふざけていた兄は、妹が笑顔を見せるまで「ギャグを飛ばし」、笑うと「よし!」と言って部屋から出ていったという。
雪乃さんは、貧乏でつらかった日々を支えてくれた兄への手紙を披露し、最後に「兄が大樹でよかった。ありがとう」と泣きながら感謝の気持ちを伝えると、兼近は「いい話だ…」と感極まり、「カシオレが目からこぼれた」と“EXIT語”で涙を伝えた。