玉川徹氏 “死亡免責”誓約書に「吉本的には“冗談で書いた”って話かも」

2019年08月01日 10:56

芸能

玉川徹氏 “死亡免責”誓約書に「吉本的には“冗談で書いた”って話かも」
テレビ朝日の社屋 Photo By スポニチ
 テレビ朝日の玉川徹氏が1日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。吉本興業がタレント養成所「NSC」の合宿参加希望者に対し、「合宿中に死亡しても(吉本興業は)責任は負わない」などと同社への免責事項を盛り込んだ誓約書への署名を求めていたことについて言及した。
 MCの羽鳥慎一アナウンサー(48)から今回の誓約書について聞かれた元吉本興業のお笑い芸人にお笑いジャーナリスト・インタビューマン山下が「つくった人がどういう合宿か把握してなかったと思うんですよ。だから死亡免責とか書いちゃったと思うんですよ」と話すと、玉川氏は「(合宿の内容が)ハードかハードじゃないかは関係ないんじゃない」と論点が違うと指摘した。

 そして「誓約書にそんな文言を書いて、じゃあ誓約書にこういうことが書いてあったから、本当に免責されるなんて常識的に考えてあり得ないじゃない。法律のこと一切知らなくても、この誓約書にサインすると合宿でものすごく過酷なことをやらされて本当に死んじゃったとかね、場合によってはある種、殺されちゃっても文句は言えませんってことは、この日本の中であり得ない」と語気強く主張。さらに「常識的に考えてあり得ないってことは分かるはずですよ。そんなものをわざわざ誓約書につくっているっていう意味が分からない。実際にその合宿がハードかハードじゃないだとかそんなこと関係なくて、どういう常識に基づいてこんなものをつくったんだってことがそもそも分かんない。もしかしたらですよ、吉本的にいうと“冗談で書いたんだ”って話かもしれない。パワハラも冗談だというんだから」とまくし立てた。

 吉本によると、合宿は毎年、静岡県掛川市で開かれる「NSCお笑い夏合宿」。2017~19年の参加者の誓約書に、時間厳守や飲酒・喫煙の禁止に加え、合宿中の負傷や後遺症、死亡した場合にも吉本に対し責任を問えないなどとする免責事項が記載。さらにトラブルへの賠償請求などもできないと書かれていた。
 関係者によると、大崎洋会長が社長に就任した09年にコンプライアンス強化の方針が示され、免責事項の範囲が広がった。吉本は13年に専門家から免責事項などが不適切との指摘を受け、翌14年の誓約書から文言を削除していたが「手違いで、17年から従来の記述に戻った」としている。今年の参加希望者に配布後、内容が13年時に戻っていることに気付いた。既に修正し「今年の参加希望者には説明している」という。
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