田辺聖子さんお別れの会 “夫役”國村隼が悼む「カモカのおっちゃんはいつもの仕事では収まらなかった」
2019年08月03日 15:51
芸能
![田辺聖子さんお別れの会 “夫役”國村隼が悼む「カモカのおっちゃんはいつもの仕事では収まらなかった」](/entertainment/news/2019/08/03/jpeg/20190803s00041000232000p_view.jpg)
弔辞は田辺さんの友人だった作家の瀬戸内寂聴さん(97)。高齢のために欠席し、元宝塚星組トップスターの瀬戸内美八が代読した。「あなたが私より先に逝かれるなんて、あんまりひどいと思わない?私の方がずっとお姉さんですよ」と嘆き、「この世で巡り会い、小説を通して知り合い、語り合い、すっかり気を許しあった親友になっていたことは、心の弾んでくる嬉しい、嬉しいことでした」と出会いに感謝。「私も97歳にもなって、さすがにめっきり弱りました。お別れの会にさえ出られません。もうつくづくしんどいです。早くそちらに逝って、あなたや(カモカの)おっちゃんに逢いたいです。97歳の死に遅れの寂聴より」と締めくくった。
また、田辺さんの自伝的ドラマとしてNHK朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」(06年10月~07年3月)で田辺さんの夫の故・川野純夫さん(カモカのおっちゃん、02年死去)をモデルとした役を演じた國村が「1つの仕事が終わると役は抜けてしまうが、カモカのおっちゃんはいつもの仕事では収まらなかった」とインパクトの強い役どころだったことを明かした。さらに「田辺先生はいろんなことを教えてくださった。いつの日か、(先生の言う)ユーモアがあって、ウイットに富んで、人に優しい“チャーミングな大人”になりたい。まだ、そちらへはいけそうもないので、見守ってください」と締めくくった。