「いだてん」シソンヌ・じろう 記者役に「地味な顔で良かった」阿部サダヲから「盗めるものは盗みたい」

2019年08月04日 16:00

芸能

「いだてん」シソンヌ・じろう 記者役に「地味な顔で良かった」阿部サダヲから「盗めるものは盗みたい」
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演しているシソンヌ・じろう(C)NHK Photo By 提供写真
 2014年の「第7回キングオブコント」王者に輝いたお笑いコンビ「シソンヌ」のじろう(41)がNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)に出演している。
 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦。オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。

 4日は第29話「夢のカリフォルニア」。1932年(昭7)、ロサンゼルス五輪が開幕。日本水泳チームの総監督として現地に乗り込んだ田畑政治(阿部サダヲ)は全種目制覇が絶対の目標。メンバー選考で非情な判断を下し、高石勝男(斎藤工)ら選手との間にあつれきを生む…という展開。

 じろうは、朝日新聞社に勤める田畑の同僚でスポーツ記者の尾高役。昨年「西郷どん」の町人役に続く2年連続の大河ドラマ出演に「今回は役名を頂けたので、楽しかったですし、よりやり甲斐がありました」と喜び、記者役については「だいたいサラリーマンや記者などの地味な役が多いので、地味な顔で良かったなと。丸メガネが効いたのかなと思っています。実際(収録で)NHKに来たら、丸メガネから衣装の丸メガネに付け替えたので」と笑いを誘った。

 コントで培った演技力が評価されているが「どうなんですかね。コントの方がやりなれていますし、ふざけてもいいので。そこの度合いがドラマだと、まだ難しいです。昔、やりすぎて『それちょっとボケすぎなんで、やめましょう』と怒られたことがあるので」と苦笑い。「ちょうどいい、芸人にしか出せないラインのものが出せたら良いなと思っています。台詞もそんなに多くはないので、何とか映っているところで少しずつ爪あとを残すというか、自分なりのアプローチの仕方ができればなと思って参加させてもらいました」

 阿部については「見ていて勉強になります。荒川良々さんや皆川猿時さんなど、大人計画の方と結構仕事をすることがあるんですが、みんなやっぱり化け物なんです。何でもない台詞をただ言うだけで面白く聞こえる人たちなんで。プラス、阿部さんはアクション性もあるじゃないですか。スピード感というか疾走感は阿部さんにしかないものだと思うので、何かしら盗めるものは盗みたいなと思って、ご一緒させてもらいました」と貴重な共演となったようだ。

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