お侍ちゃん、原因不明の難病で激痛の日々 睡眠薬も効かず3週間で15キロ減
2019年08月06日 22:45
芸能
![お侍ちゃん、原因不明の難病で激痛の日々 睡眠薬も効かず3週間で15キロ減](/entertainment/news/2019/08/06/jpeg/20190806s00041000356000p_view.jpg)
2019年1月、「お侍ちゃん」はミュージカル「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」の出演が決まり、気合が入っていた。それもそのはず、同作には山本耕史・松岡茉優・八嶋智人などそうそうたる面々が名を連ねており、注目度は十分。芸歴19年、芸人人生最大のチャンスをつかもうとしていた。
妻と子供を持つ、お侍ちゃん。自身の年齢的に考え、是が非でも成功させたい舞台だった。しかし、稽古が始まって1週間後、腹部に強烈な痛みを感じるようになった。近所の病院に行くと診察結果は“胃腸炎”。処方された薬で回復することを待った。
しかし痛みは引くことなく、さらに増すばかり。稽古を休むわけにいかず、痛み止めの点滴を打って稽古場へ向かおうとしたがそれも断念。最終的に医師のアドバイスを受け入れ、入院することにした。
ただ、検査を重ねても症状は一向に改善せず。痛み止めの効き目もどんどん短くなっていった。今度は設備の整った大学病院に転院し検査を続ける日々。もはや復帰のメドが見えないことから、お侍ちゃんは決死の覚悟で臨んでいたミュージカルの降板を決意した。
入院開始から18日目。小腸内視鏡検査を行ったところ、ついに病名が「クローン病」で」あることが判明した。これは消化管に慢性的な炎症が起きる原因不明の病気。腹痛や下痢、血便などの症状が出るそうで、若年層の男性に発症することが多いとされ、現在の医学では完治させる治療法がないという。
お侍ちゃんは当時を振り返り、症状を「腹を殴られているような痛みが24時間収まることがない」と表現。「痛みが強すぎて睡眠薬が効かない」状況が続いたという。発病前は70キロあった体重が、発病後3週間で55キロにまで激減。まさに地獄といえる日々だったようだ。
病名が判明したことで、ようやく本格的な治療へと移行。炎症を抑えるために投与したステロイド剤の効果は大きく、2日もすると痛みは和らいだ。そして入院開始から40日後、ついに退院することができた。しかし、クローン病は現状では“完治しない”病気。今後もお侍ちゃんは病と闘い続けることになる。